【川越市】そして、塀だけが残った…。文豪・島崎藤村が愛した老舗割烹旅館の現在【佐久間旅館跡地】
『佐久間旅館』は川越市松江町で営業していた割烹旅館です。
文豪・島崎藤村が定宿としていた旅館として知られ、その建物は歴史的な価値が高いとされていました。特に明治44年(1911年)に建築された「奥の間」は1999年に国の登録有形文化財(建造物)に指定されています。
その『佐久間旅館』が廃業したのは2018年のことです。
その後、建物の一部は解体されました(関連記事はこちら)。
下の写真は解体前に撮影したものです。
その後はどうなるのか…。気になっている方は多いでしょう。
そこで、最新情報です。
2025年5月27日現在はメインの建物は取り壊され、更地となっています。
ただ、塀は残されています。
こちらの塀も歴史的な価値が高く、川越市の公式サイトで公開されている「景観重要建造物」(PDF)では、その一つとして「奥の間」だけではなく、「佐久間旅館奥の間及び塀」として紹介されています。確かに最近の建物では見ない造りですし、通り掛かる際にしっかりと見てみるのもよいでしょう。
なお、公道からすぐに目を引くのは塀ですが、「奥の間」もやはり残されるようです。
そして、「この更地となった場所がどうなるのか」ですが…。いろいろと調査をしたのですが、わかりませんでした(すみません)。
一部では、「コインパーキングになるようですよ」という話もあるようですが、その真偽も確認できず…でございます。
以上、今回は川越の景観の情報でした。
塀が残っている、『佐久間旅館』が営業していた場所はこちら↓