【川越市】住宅街で目撃。アライグマにご用心
川越市は人口約35万人と、たくさんの人が住む街です。
その一方で、自然も多く残っていて、野生動物に出会うこともあります。
特に野鳥は目にする機会が多く、例えば伊佐沼には野鳥を撮影する写真愛好家の方々で賑わっています。
ただ、そうはいっても、山あいの地ほどは野生動物は多くなく、野生動物の目撃情報が話題になることがあります。
これまで、この号外NET川越市ではイノシシ、シカの出現情報をお届けしました(その記事はこちらとこちら)。
ここで、この号外NET川越市にお寄せいただいた情報をご紹介します↓
※2025年5月28日のメール/まきお様より
川越で野生のキツネを目撃。
メールには写真も添えられていました(縦長の写真を横長にトリミングして、背景にモザイクをいれさせていただきました)↓

※写真提供/まきお様
背景には住宅が写っています。
住宅地にもキツネが出現するものなのですね…。
まきお様、情報をお寄せいただき、ありがとうございます。
ここで、もう一つ、動物の目撃情報です。
目撃したのは私です。
2025年6月17日の深夜、川越市内で茶色い動物を見かけました。
その動物はアスファルトの公道を歩いていて、かなり近い距離(2~3メートル)でお互いが存在に気が付いて、「あっ、ここに!?」という感じで静止。しばらく見つめ合ったあと、その動物は近くの住宅の門を飛び越えて去っていきました。
猫に似た動きですが、猫ほどはしなやかではなく、何より見た目の茶色の毛が猫ではありませんでした。
タヌキの可能性もありますが、私は多分、アライグマだと思っています。
場所は水田が広がる地域や入間川の近くではなく、住宅街です。
最近は川越市や狭山市、所沢市などで増えていると耳にしてはいたのですが、まさかこのような住宅街にアライグマがいるとは…。
アライグマは上で触れたイノシシやシカ、あるいはキツネとは違い、本来は日本にはいない動物です。

※写真はイメージです
農作物の被害が出ていて、自宅の庭の池の魚が捕食されてしまうこともあるそうです。川越市の公式サイトでは「アライグマにご注意ください!!」という情報が公開されています(その情報はこちら)。
なお、川越市内でアライグマを見かけるようになったのは数年前からのようです。埼玉県警察本部生活安全総務課が運用するXのアカウント「埼玉県警察犯罪情報官」では、2022年7月6日に「川越市内でアライグマのような動物を目撃した」という情報がポストされています(そのポストはこちら)。
さて、あらためて普段、あまり見かけない動物を見かけたときの対応についてです。
基本は刺激をしないように注意して、近付かないことです。
そして、動物が怪我をしている場合や自分や周囲の人の身の危険を感じる場合は川越市の環境政策課に連絡します。
なお、アライグマについては上の川越市公式サイト内ページ「アライグマにご注意ください!!」では、「家屋侵入等生活環境被害に遭った場合は環境政策課へ、農業を営む方で農作物が被害に遭った場合は農政課へご相談ください」となっています。